みなさんこんにちは。サワムラです。自営業のWebライター&Webディレクター&翻訳をしながら、どーにかこーにか生活しています。
みなさんは「Webライター」という仕事に対して、どのようなイメージをお持ちですか?
お洒落なオフィスとかカフェでノートパソコンをカタカタしているカッコいいイメージとかありますよね。
SNSにも「クリエイター」とか「サロン」とか「ノマド」なんてゆうお洒落な片仮名が溢れています。 確かに、キラキラしているWebライターがいることは事実です。
筆者Webライターになる前は、Webライターになれば気分のアガる洋楽を聴きながらクライアントワークにブーストできると思っていました。
しかし、この世に生を受けている限り、Webライターにもストレスはあります。むしろ、顔の見えない相手との仕事には、独特のストレスがあると思いますよ。
そこで今回は、Webライターのストレスについて書きました。かなり個人的な経験談なのですが、もしかしたら「あ〜わかる」という共感もあるかもしれませんので、休憩時間にでもお読みください。
目次
Webライターのストレス5選
筆者は今までに、5種類のWebライター業務によるストレスを感じたことがあります。ここでは、筆者が感じている個人的なストレスについて書きますので、しばしお付き合いください。
仕事がありすぎるストレス
仕事がありすぎるストレスは、心身ともに辛いです。納期に間に合わせないといけないプレッシャーもありますし、身体も脳も疲れ果てます。 Webライターの汗は目に見えません。脳みそに汗をかいているからです。
そして筆者の脳は性能が低いので、3時間ほど作業すると疲れて全く働かなくなります。回復には1時間ほどの休憩が必要です。
書いても書いても終わらない原稿。焦ってる中で容赦なくやってくる修正依頼。「お金とかいらないから休みたい」とさえ感じます。
家では集中できないので、コワーキングスペースへ。コワーキングスペースでも集中できず、でも仕事をやらなくてはならず、APAホテルで仕事をしたこともあります…
Webライターの仕事は時間が来て終わり、ではありません。原稿が終わらなければ、24時間仕事もあり得ます。案件は、時間的にできる&できないではなく、ストレスまで考慮して選ばなければいけないと思いました。
仕事がなさすぎるストレス
人間というのはワガママな生き物なので、仕事がなくてもストレスになります。筆者も一時期、売上が4分の1程度に減ったことがありました。
最初のうちは「今のうちに休むぞー!」と喜んでいたものの、いつまでも仕事がないと「今月家賃ヤバイ…」という不安に襲われます。
また、上手くいかない時というのは、上手くいかないことが重なるもので、仕事がどんどん打ち切りに…新しい仕事に応募しても落ちる…というループに。
「いい大人なのに…」と自己嫌悪に陥り、ちゃんと学校や習い事に行く小学生すらキラキラと眩しい…! 仕事がないと、とにかく心が荒んで、Webライターなんて辞めて会社員に戻りたくなります。
仕事がありすぎるストレスがプラスのストレスなら、仕事がないストレスは精神を削られるようなマイナスのストレスですね…。
複数の仕事が宙ぶらりんのストレス
これはWebライターになる前は想像できなかったのですが、仕事が宙ぶらりんになることが多々あります。
例えば、
- 納品したものの、確認をしている状態(多分めちゃくちゃ修正くる)
- 新しい仕事に応募して結果待ちの状態(結果が分かるまで仕事の予定が立てられない)
- 企業と契約をしたものの今後どれくらい仕事をもらえるか分からない
などなど。
筆者は比較的一度仕事をすると、お客さんと年単位で長く付き合うタイプなのですが、それでも宙ぶらりんな案件や商談を常に複数抱えています。 どっちに転ぶか分からないストレスというのは、意外と大きいもの。
また、それらの状況を誰かと共有する機会もないので、小さなストレスが蓄積されるという訳です。
書きたいものを書けないストレス
Webライターを始めたばかりの頃は気付かなかったのですが、一時期書きたいものが書けないストレスを感じていたことがありました。
もちろんお仕事をいただけるだけで充分ありがたいですし、そもそもお客さんに案件をもらうということは、自分が書きたいものを書くこととは別のことだと分かっています。
また、SEOで検索上位を取るには、Googleが決めたルールに沿って文章を書く必要があり、それに更にメディアのレギュレーションが大量に加わると、おにぎりの型で大量生産したみたいな文章しか書けない…とストレスを感じていました。
しかし言い換えれば、書きたいことを書けないのは、書きたいことを書いて評価されるような文章を書けない筆者の力不足に他なりません。
それに気づいていたからこそ、文章作成ロボットみたいになった自分にイライラしていたこともありました。
顔が見えない相手との対人関係のストレス
Webライターがお客さんとやり取りをするとき、基本的にはチャットツールなどを使うことが多いです。
たまーに対面やオンラインで打ち合わせをしたり、取材で顔を合わせることもありますが、基本はチャットワークやスラック、trelloを使います。
「!」を使ったり「m(_ _)m」を使ったり、なるべく素っ気なくならないように気を付けていますが、文字だけのコミュニケーションでは、なかなか細かいニュアンスまで伝えるのが難しいです。
Webライターの仕事では、顔も名前も知らない人とお金のやり取りをすることも珍しくありません。名前を知っていても、本名なのか分からない人もたくさんいます。
「この書き方はちょっと素っ気ないかな…」と考えを巡らせるのも、Webライターならではの対人関係ストレスだと言えるでしょう。
Webライターのストレスと引き換えに得られるもの
これまでWebライターのストレスについて書いてきましたが、もちろんWebライターにはメリットもあります。
言い換えれば、ストレスに耐えるからこそ得られるものがあるのです。ここでは、Webライターの良い点についてまとめました。
好きな時間に寝て好きな時間に起きられる権利
Webライターは、好きな時間に寝て好きな時間に起きることができます。筆者も会社員時代は万年寝不足でしたが、Webライターになってから毎日たっぷり眠れるようになりました。
かなり頭を使って文章を書いた日は、夢も見ずに12時間寝てしまうこともあります。疲れたら好きな時間に昼寝もできますし、睡眠に関してはWebライターになってからの方が自由度が高いです。
仕事量を自分でコントロールできる権利
会社員時代は10時〜19時まで何がなんでも働かなければいけませんでしたが、Webライターは何時間仕事するのか、いつ仕事をするのか、全て自分でコントロールすることができます。
仕事が少なければ、昼間からビール飲みながら仕事して、午前中で切り上げてもOK。時間だけでなく場所も自由なので、筆者は天気の良い春や秋なんかは、図書館の外で仕事をしたりしています。
生かされているのではなく生き抜いてやるという決意
これはかなり個人的な感想なのですが、会社員からWebライターになって「生き抜いてやるっ!」という決意が高まったと思います。
会社員時代は決まった時間に会社に行って、決められた仕事をして、決められた時間に帰れば、毎月同じ金額のお給料をもらうことができました。
一方Webライターになってからは、ご飯を食べるため、家賃を払うために、単価交渉をして、スケジュールを管理して、とにかく案件をこなさなければいけません。
例えるならば、会社員時代は「どうぶつの森」のように周りと共存することでお金をもらい、Webライター時代は「バトルロワイヤル」のように闘いまくりながら(比喩)お金をもらっています。
生き抜いてやるっ!と思えることで、世を渡り歩くサバイバル能力も上がりました。これは個人的に、ストレスに耐えるに値する成果だと思っています。
肩甲骨を捻挫したあの日のお話
フリーランスになったばかりの頃、とにかく仕事をしなくてはと張り切って猛烈に仕事をしていました。知らず知らずのうちにストレスもかなりあったと思います。
そんなある日、背中に結構強い痛みが。「そのうち治るだろう」と思ってそのまま仕事をすると、息をするのも辛いくらいの痛みに…。その日は日曜日でしたが、這う様にして近所の整体院へ行きました。
半泣きで背中の痛みを訴え、診ていただくと「腱を痛めていますね。簡単に言うと捻挫です」とのこと。がっちりテーピングをしてもらい、また3日後に予約をしました。
でもどうして背中を捻挫…?と思い聞いてみると「パソコンを長時間使用されていませんか?おそらく長年の負荷が限界に達して痛めてしまったのでしょう」とのお答え。
当時は本当に痛くて生活もままならず、仕事にも全く集中できませんでした。健康って本当に大事なんだな…としみじみ感じています。
Webライター・ストレス溜まり・肩甲骨を捻挫(字余り)
筆者は仕事のストレスで疲れ果て、肩甲骨を捻挫しました。(そうです、肩甲骨って捻挫するのですよ)どんな仕事にもストレスはあると思いますが、Webライターのストレスは、少し特殊なストレスなのかもしれません。
筆者はなるべく力をMAX出さなくてもできる仕事を選んだり、漫画家さんの苦労話などを読んで何とか踏ん張っています。
Webライターの仕事を始めようかと思っている方は、予想されるストレスと、Webライターのメリットを天秤にかけ、何とか頑張れそうか考えてみることをおすすめします!
アイキャッチイラスト : ほとぎ。(@hotogigi )
文章 : サワムラ(@webwebwriter123)