突然ですが「温泉」と聞くとどんな地名を思い出しますか?熱海?南紀白浜?伊豆でしょうか?

もちろんこれらの温泉地も立派な温泉地ですが、実は東京都内でも掛け流しの温泉に入れるんです。その日帰り温泉は東京都板橋区にあります。
温泉の名前は「さやの湯処」。
東京都内にある温泉って一体どんな温泉なのか気になりますよね?今回は私のさやの湯処での体験をみなさんにお伝えしたいと思います。
東京都内の日帰り温泉「さやの湯処」とは?

まずは、さやの湯処とは一体どんな温泉なのか?を解説していきます。
さやの湯処の温泉ってどんな温泉?

さやの湯処は板橋区前野町にある温泉。湧いているのは、うぐいす色の濁り湯が特徴の「板橋前野温泉」で、泉質はナトリウム塩化物泉です。
ナトリウム塩化物泉の特徴は、塩分が豊富に含まれていること。肌についた塩分は熱の蒸発を防ぎ湯上りも暖かさが続きます。熱が逃げず潤いが続くため、乾燥肌の方にもおすすめの泉質です。
また、塩化物泉は殺菌作用も高いため傷が早く治ることから「傷の湯」とも呼ばれています。
さやの湯処の自慢は、源泉掛け流しの露天風呂。肩まで浸かるとぽかぽかと身体が暖まり、湯量も豊富なのでゆったりと入ることができます。
さやの湯処のお食事処

食事はお食事処「柿天舎」で。「柿天舎」では粗石臼挽きぐるみ十割そばを楽しむことができます。さやの湯処のお蕎麦は喉越しがツルッとしており、お風呂上がりに食べるのがおすすめです。
さやの湯処の日本庭園

さやの湯処では美しい日本庭園を楽しむこともできます。ちょうどお食事処や休憩所から見えるところに日本庭園があり、館内から外に出て日本庭園を眺めることも可能です。
東京都内の日帰り温泉「さやの湯処」へのアクセス

今回はJR赤羽駅からさやの湯処までの行き方をご紹介します。
赤羽駅に着いたらまず、西口のバス乗り場へ行きましょう。

さやの湯処に向かうのは国際興業バス 53番のバス。西口を背にして一番手前にあるバス停です。

ときわ台行きというバスに乗ればOKです。
さやの湯処は「板橋宿前野町3丁目」という停留所の目の前にあります。赤羽からはだいたい25分ほどです。


東京都内の日帰り温泉「さやの湯処」の岩盤浴

さやの湯処では春夏秋冬をテーマとした岩盤浴もあります。それぞれの特徴はこんな感じ。
- 春の部屋 静かに休める休憩所
- 夏の部屋 46度ほどの高温岩盤浴
- 秋の部屋 43度ほどの中温岩盤浴
- 冬の部屋 9度ほどの低温岩盤浴
岩盤浴の利用には別途料金(720円)がかかります。この料金には岩盤浴の利用料と岩盤浴着・大判タオルが含まれていますよ。

筆者も料金を払い岩盤浴着を着てさっそく岩盤浴エリアへ。

まずは春の部屋から入ってみることに。春の部屋は、おしゃれなランプがかかっており、かすかに水がしたたるBGMが流れていて、めちゃくちゃ良い感じでした。
筆者が冷え性だからか、最初の20分は全く汗が出ず。さらにボーッと待つこと10分。
まずは顔から汗がドバドバ出てきました。一度汗が出るともう止まらず。顔から汗が出る経験はありますが、手の甲からも汗が吹き出すという初めての経験をしました(笑)
また、岩盤浴でかく汗はなぜかサラサラ。大量に汗をかいているのに気持ちが良く、最後は足の裏も汗をかいているようでした。

続いては高温岩盤浴の夏の部屋へ。こちらは秋の部屋に比べてかなり熱いです。
夏の部屋は石を「天寿石」「不老石」「ゲルマニウム」から選ぶことができ、筆者は「天寿石」のゾーンに寝転がることに。
すると寝転がった瞬間から汗がドバー!!っと出てきました。玉のような汗とはまさにこのこと。
身体中の血管の中の血がスルスルーっと流れているようです。筆者は耐えられず30分ぐらいで出てしまいましたが、外に出てからも、まるで暖かいバリアに包まれているかのような感じが続いていました。
東京都内の日帰り温泉「さやの湯処」の温泉

温泉は内湯と露天風呂、それにサウナがあります。
露天風呂は、たる式の露天風呂、一般的な露天風呂、露天寝湯の3種類。
内風呂は種類が多く、高濃度炭酸風呂、立ち湯、寝湯、座り湯、腰掛け湯などがあります。種類が多いので飽きることなく色々と楽しめるのが魅力。
ボディーソープ・シャンプー・コンディショナーはさやの湯のオリジナルボトルに入っています。
ボディーソープは香りも良く、シャンプーとコンディショナーも髪がきしむようなことはありませんでした。
東京都内の日帰り温泉「さやの湯処」の料金

入館料
大人 | 子ども | |
平日 | 870円 | 550円 |
土日 | 1100円 | 750円 |
岩盤浴
大人 | 子ども(中学生以上) | |
平日土日 | 720円 | 720円 |
レンタル料
バスタオル・フェイスタオル | 310円 |
館内着 | 310円 |
タオルと館内着セット | 520円 |

また、館内でかかった料金は全て帰りに機械で精算になります。
使うのは靴箱の鍵。館内料を支払う時も、この鍵についているバーコードを読み込み、岩盤浴の料金を支払う時も同じくバーコードに読み込み。
自販機でジュースを買う時も鍵のバーコードをかざすと飲み物が出てきて、帰りに全てまとめて精算ができます。
東京都内の日帰り温泉「さやの湯処」の口コミ




東京都内の日帰り温泉「さやの湯処」は都会のオアシスだった

今回は板橋区のさやの湯処に行った体験をシェアしてみました。温泉も本格的でしたし、日本庭園は目を見張るほど美しかったです。
東京都内に住んでいる方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。