
英会話講師に必要なスキルはなんですか?英会話講師になりたいのですが、まずはどんなスキルが必要なのか知りたい!
今回の記事は、こんな風に思っている方々の役に立ちます。
留学経験や海外在住経験を生かして英会話講師になりたいけれど自信がない。まずは英会話講師にはどんなスキルが必要なのか知りたい、という方はいませんか?
元英会話講師の私も、英会話講師になる前はこんな疑問を持っていました。
英会話スクールの情報はネットに溢れているけれど、英会話講師に関する情報って驚くほど少なくて不安になりますよね。
そこで今回は7年の英会話講師歴を持つ私が、英会話講師に必要なスキルについてご紹介していきます。
本記事を読んだら、自分がどんなスキルをつけなくてはいけないのかが分かり、英会話講師へのステップが明確になること間違いなしです。

英会話講師に必要なスキル5はこれだっ!

英会話講師に必要なスキルは5つ。
- 英語力
- 指導力
- コミュニケーション力
- 明るさ
- パソコンスキル
それでは一つ一つみていきましょう。
英会話講師に必要なスキル①英語力

英会話講師なので当たり前ですが、英会話講師には英語力のスキルが必須です。
具体的には子供英会話講師ならTOEIC700点、大人英会話講師ならTOEIC800点ぐらいのスキルが必要。
こちらの記事でも書きましたが、私は生徒の英語力は英会話講師の英語力を越えることはないと思います。
(詳しくはこちらをご覧ください。)
英会話講師になったら、レッスン内容を深く理解して生徒さんに教えなければいけませんし、生徒さんから「○○と○○は何が違うんですか?」「○○は英語でなんて言うのですか?」などと聞かれて瞬時に答えられなかった場合英会話講師としての信頼に関わる問題になってしまうでしょう。
私も現役の英会話講師だった時は「”wish”と”hope”は何が違うんですか?」「『できたっちゃできた』って英語でなんて言うんですか?」など鋭い質問を生徒さんからたくさんいただきました。
レッスンの内容を理解してそのまま生徒さんに伝えるのは簡単です。
しかし、英会話講師ならそれに付随する深い知識まで事前に勉強して、生徒さんからどんな質問をもらっても答えられるようにしておく必要があります。
英会話講師に必要なスキル②指導力

英会話講師としての英語力に加え必要なスキルが「指導力」です。
英会話講師は自分が理解している英語の知識を子どもや英会話初心者の生徒さんに分かりやすく説明しなければいけません。
また、生徒さんのモチベーション維持や、英語学習への意欲を引き立てることも大切な「指導力」の一つです。
例えばなかなか成果が出なくてレッスンを休みがちになっている生徒さんがいたら「前は○○ができなかったけれど、最近は○○ができるようになっていますね。少しずつ成果が表れているので、一緒に目標を確認してみませんか?」と働きかけることも必要になります。
さらに英会話講師の中には日本人英会話講師一人でクラスを持つ場合や、外国人講師と一緒にTT(ティームティーチング)のクラスを受け持つ場合も。
外国人と一緒にTTで指導をする場合は、日本人英会話講師の役割は英語を指導することだけでなく、日本語で分かりやすいように言い換えたり、外国人講師の通訳をしたりという仕事もあります。
英会話講師の指導力は場数を踏まないと上手くなりません。こればかりは、毎回毎回反省をして、どうしたらもっと良くなるのか考えて、回数を重ねないといけないのです。

英語力をさらに磨きたい方はこちらもどうぞ!
「現役英会話講師が教える英語初心者がやるべき勉強法5つ」
英会話講師に必要なスキル③コミュニケーション力

英会話講師にはコミュニケーションのスキルも必要です。
英会話講師は生徒さんとのコミュニケーションがとっても大事。生徒さんと密にコミュニケーションを取ることは、生徒さんの英語力を上げることに密接に関わってきます。
また、英会話講師のコミュニケーションスキルは、生徒さんだけに対して生かされるものではありません。
一緒に働く同僚、外国人講師、子ども英会話の場合は保護者の方など、英会話講師はさまざまな場面でコミュニケーションスキルが問われます。
特に子ども英会話講師は、よりコミュニケーション力が必要になるでしょう。なぜならば、子どもは自分の英語力を正確に認識することができないため、保護者の方に学習の様子や今後の計画などを話す必要があるからです。
保護者の方も自分の子どもを預けるので、どうしても英会話講師を見る目が厳しくなりがちです。
子ども英会話講師にとっては、保護者の方と上手くやれるかというスキルは、英語力と同じくらい大事だと言えるでしょう。
英会話講師に必要なスキル④明るさ

「明るいこと」は立派なスキルの一つ。
もちろん世の中には明るい人も明るくない人もいて、それはそれで良いのですが、やはり英会話講師は接客業なので明るいに越したことはありません。
明るいことが「スキル」と言ったのは、英会話講師は生徒さんを楽しませるエンターテイナーのような役割を求められることもあるからです。
正直私はあまりおしゃべりではなく、人前で話すのが得意ではありませんでした。
もちろん英会話講師になった時は生徒さんに一生懸命英語を教えたいという気持ちはあったのですが、性格的に華やかさがなく物静かなタイプだったのです。
しかし、それでは生徒さんに「この先生なんだか暗いな・・・大丈夫かな・・・」というマイナスの印象を与えてしまいます。
そのため私は現役の英会話講師時代、本来の自分よりも30%ぐらい割り増しで明るく振舞っていました。
私は大人向け英会話講師も、子ども向け英会話講師もどちらも経験したことがあるのですが、特に子どもに教えていた時は、テンション高めで明るい雰囲気でいるように気をつけていました。
子ども英会話講師は英語の歌を歌ったり、ゲームをすることもあるので、明るく元気な方が子どもたちにも楽しんでもらえるでしょう。
英会話講師に必要なスキル⑤パソコンスキル

意外かもしれませんが、英会話講師には基本的なパソコンスキルも必要です。
私は今まで3社の英会話スクールで勤務してきましたが、どのスクールでもパソコンやタブレットを使用して仕事をしていました。
特に日本人英会話講師は英語のレッスンだけでなく、生徒さんの情報をパソコンに打ち込んだり、レッスン内容を記録したり、問い合わせに対応したりといった事務作業もしなければいけません。
専門的なパソコンスキルは必要ありませんが、メールや基本的なエクセル、ワードなどのスキルはあった方が良いでしょう。
もちろんパソコンスキルがなくても英会話講師にはなれますが、パソコンスキルがあった方が仕事を効率的にこなすことができます。
仕事を効率的にこなすことができれば残業しなくて済みますし、残業しなくて済めばゆっくり休むことができて次の日も元気にレッスンをすることができます。
少し話が飛躍してしまいましたが、英会話講師には基本的なパソコンスキルも必要です。
スキルがあれば誰でも英会話講師になれるわけじゃないでしょ?

もちろん今回ご紹介したスキルがあれば、誰でも英会話講師になれる保証はありません。
英会話講師になるためには、それぞれの英会話スクールが提示する条件を満たす必要がありますし、その時の運なども関係するからです。
しかし、今回紹介した英会話講師になるためのスキル5を持っていれば、英会話講師になってからも生徒さんとうまく接することができ、結果的に英会話講師を続けやすくなります。
逆に言えば、今回紹介した5つのスキルを持っている方は英会話講師に向いていると言えるでしょう。
英会話講師に必要なスキルは5つです【元英会話講師が断言します】

今回は英会話講師に必要なスキルを5つご紹介しました。
子ども英会話講師なのか大人英会話講師なのかによって、必要なスキルは変わってくると思いますが、今回ご紹介した5つのスキルを持っていれば、英会話講師てのキャリアは築きやすいかと思います。
さらに英会話講師の資格について知りたい方はこちらも読んでみてください。
「英会話講師に資格はいるの?必要な資格を徹底的に解説します【元英会話講師が紹介します】」
自分に必要なスキルは何なのか明らかにし、ぜひ次のステップへと軽やかに踏み出してみてください。
英会話講師になりたい方は「英会話講師になるには?元英会話講師が詳しく解説【これだけ読めば完璧】」も読んでくださいね。